櫻光「サクラヒカル」@浮輪寮ご報告

浮輪寮の山桜とともに踊りと宴の会を持とうと企画した櫻光「サクラヒカル」@浮輪寮あいにく今年のさくらは例年より遅く桜は咲いておろませんでしたが多くの方にお越しいただき楽しい宴を持つことができました。

日時:3月23日(土)開場13:30開演14:30終演15:30

出演

加藤道行(舞踏)

妙香(舞)

中村香奈子(笛)

紗弓/sayumi(音楽)

菊地彩(語り)

●お日さまのお通り道を(宮澤賢治、双子の星より)
●日ハ君臨シ(宮澤賢治、精神歌)
●まなこを開けば四月の風が(宮澤賢治、疾中より)
■桜の樹の下には(梶井基次郎)
♪種山ヶ原(宮澤賢治、ドヴォジャーク新世界より)
♪はる(さなだあきこ詩/林光、曲)
●春がすみ(まど・みちお)
●さくら(茨木のり子)

中村香奈子さんの笛と菊地彩さんの語りにより妙香さんの森の神への挨拶と召喚の舞から始めました。

後ろ姿が絵になる妙香さんです。

2景、梶井基次郎の櫻の樹の下にはを菊地彩さんが朗読する中、狐の精霊が現れ森の魔女をいざない、紗弓さんの音ともに踊ります。竹のオブジェは、急遽当日丸谷先生を中心に作っていただきました。

3景、菊地彩さんの朗読に導かれたように桜の精が現れ中村香奈子さんと紗弓さんの音で舞踊ります。

最後の景、人と神の宴の舞、お客様にも参加していただきました。」

皆様、ありがとうございました。(ここまでの写真、撮影:Chihaya T Watanabe いつもながら素晴らしい切り取りありがとうございます。)

宴の様子。みんなで歌ったり踊ったり、私は晏奈 朱美さんと即興コラボ。写真は、中村香奈子さんよりいただきました(最後から2番目の写真は、大里真一さんが撮ってくださいました。最後の写真は紗弓さんお客様の月岡様との私の踊りに中村香奈子さんが笛をお客様の富岡 幾朗さんが謡いを添えてくれました )。

こちらは、写真家泉谷典彦様よりいただきました。素晴らしい写真ありがとうございます。

この公演を支えてくださった丸谷 博男先生、大里真一さん、三浦みさとさん、高橋ゆうこさん、ご来場いただいたお客様、本当にありがとうございました。

出演者プロフィール

加藤道行​ 舞踏家

大学卒業後知的しょうがい者施設で働くなか、しょうがい者の表現活動に興味を持ち1995年頃より様々なワークショップに参加する。1996年頃より横浜市内の的しょうがい者施設でダンスワークショップを実践する中、自身も表現する楽しさに目覚めていく。2000年より偶然手にした公演案内に導かれ大野一雄舞踏研究所で舞踏修行を始める。2001年からは、師大野一雄の日常の介護を数名の研究生と共に行いながら師の身近で舞踏を学ばせていただく。師の昇天(2011年)された後、2012年高齢者向けダンスセラピーにも関心を持ち貴船恵子のもとで研鑽と実践を重ねる。

 舞台では、コンテンポラリーダンサーや能、日本舞踊といった伝統芸能の方々との共演やオペラへの出演をしている。また、舞台以外でもミュージシャンや画家との即興コラボレーションを積極的に行っている。

 日々、美と醜の間の真理を求め、ひと振りでもいのちのかたちを伝えることができればと願い踊り続けている。

中村香奈子 (なかむらかなこ)
横笛、雅楽、正倉院復元楽器の演奏家として国内外の様々な場にて活動中。「香風舎雅楽之会」を主宰。「花舞鳥歌風遊月響雅楽団」「雅楽三昧中村さんち」共同主宰。「雅楽」を主軸に、場との響き合い「かむながらの笛(即興演奏)」をライフワークとする。
芝祐靖氏(文化勲章受章)に横笛をはじめ雅楽全般を、豊英秋氏(元宮内庁式部職楽部首席楽長、芸術院会員)に古代歌謡、右舞、雅楽全般を師事。東京芸術大学音楽学部雅楽専攻科卒業。
「万葉に遊ぶ  むすびひめ」日本伝統文化振興財団、「秋庭歌一具」/武満徹・伶楽舎、東宝映画『陰陽師』など参加多数。

中野 妙香(なかの たえか)
舞・agreable*musee(アグレアプル・ミュゼ)主宰

あらゆるいのちの輝きを、舞や衣に叶えながら、愛と感謝と祈りとともに今ここへと紡ぎ舞う。
東京国立に洗練された心地よいものをセレクトした「衣・食・暮(くらし)」を”美しさで叶えゆく創造空間”「アグレアブル・ミュゼ」を営み、2023年で30周年を迎えた。展示会、ワークショップ、ライブ、コンサート、リトリートなどを企画・開催する他、日々の暮らしにも寄り添う、舞心地の良い麻衣を手掛ける。
「風を纏い 空(くう)を舞うようにありのままの美しさへ そっと寄り添いわたしの海(みなもと)へと 還ってゆく 纏う心地と よろこびを」
https://musee.agreable1993.com/
https://youtu.be/pTpmjD3VdN4?si=fwLUUrG8tjbuPQjm

菊地 彩(きくちあや)
語り・うた

神奈川県海老名市生まれ。子どものころ、岩手の自然と絵本に親しんで育つ。
1997年よりムジカ音楽・教育・文化研究所にて、子どものためのうたとリズム表現の教室の講師をつとめる。
コンサート、講座の企画・運営にかかわりながら、親子コンサートでの語り、オペラのナレーションを担当。うたとピアノとおはなしの会を独自に開催。
音楽と作品に寄り添う、芯のある語りが作曲家、演奏家の信頼を得ている。
2019年よりフリー。西巣鴨に文庫アトリエ「さわさわ林」を開き、お茶を飲みながら絵本をよみあうささやかな場を開いている。
現在、水曜日のみ、赤羽・子どもの本「青猫書房」の書店員。店内サロンギャラリーにて、絵本と音楽の会を時々開催。
沖縄のわらべうたがすき。
♪ソングをこんにゃく座・大石哲史、佐山真知子、各氏に師事。

Sayumi/音楽

音楽パフォーマンスユニットにて10年活動。同時期に10年間バレエピアニスト、5年間音楽療法ピアニストを行う。​現在は、作曲編曲提供、ピアニスト、ジャンベ講師、楽器つくりやおと遊びWS講師他、多ジャンル作家やアーティストとのコラボレーション、セッションを​通じ活動の幅を広げている。音楽ユニット多数所属。2015年Sayumiとしてソロデビュー「心暦」iTunes配信。使用楽器は、ピアノ/口琴/シンセサイザー/ガラクタ/手作り楽器/打楽器/笛/鍵盤ハーモニカ等<音の楽しさを皆さんと共有し、人・自然・宇宙の喜怒哀楽を表現していく音楽家>

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